カメラ片手に一人旅

Nikonのカメラ片手に旅と写真を綴ったブログ

唐松岳(長野県)

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九月初旬。

長野県白馬村唐松岳に登って来ました。

仕事終わりにレンタカーを借り、下道で行ったので、東京からは8時間程かかりました。

今回の一番の目当ては八方池。できれば誰も人が写りこまずに写真を撮りたかったので、朝の4時から待機し、リフトの始発を待ちました。

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朝7時やっとリフトが始動。

冬はスキー場となるので、リフトで途中まで登ることができます。

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20分程リフトに乗って、八方池山荘(1,850m)に到着。ここからは登山。

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この日は天気も快晴。心地よい風が吹き、絶好の登山日和でした。

八方池までは緩やかな道のりで、汗かきの自分でも殆ど汗をかくことなく、順調に登って行けました。

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登り始めて50分。

八方池(標高2,060m)に到着。

夢にまで見た絶景がそこに広がっていました!

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今まで様々なリフレクションを見てきましたが、アルプス山脈が池に反射する壮大さはまさに圧巻でした!

 

しかし、唐松岳山頂への道のりはここからが本番です。

しばらく景色を楽しんだ後に出発。

 

さっきまで開けていた景色が減り、徐々に本格的な山道へと入って行きます。

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(躍動感が出た写真でちょっとお気に入り)

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さすがに少し息が切れ、疲れも出始めました。

 

さらに道は狭くなり……f:id:JINiiiiN:20170123222950j:image

ここなんてちょっと気を抜けば本当に落ちてもおかしくないくらい、スリリングでした。

 

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八方池から歩き始めて恐らく2時間くらいでやっと頂上付近の山荘へ到着。

 

ほとんど休憩せずに登ったのでさすがに疲れて頂上を眺めながらゆっくり休憩。天気が良くて最高ですね。

遠くには槍ヶ岳も見えました。

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充分体を休めて、本当に残り少し登り、頂上到着!

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全方向開けてまさに絶景でした。

さっきまで休憩していた山荘も絵になります。f:id:JINiiiiN:20170123223841j:image

 

ここは本当に日本なのか?と思うほど、美しい景色の連続でした。

 

唐松岳はその中でも特に登りやすく、誰にでもオススメしたい山だと思います。

 

夏にはまたアルプス登りに行きたいです。

 

 

富士登山

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ずっと前から念願だった富士登山

偶然三連休を貰えたので登ってきました。

 

五合目から登り始めて八合目で一泊してからご来光を見るか迷いましたが、できる限り節約したかったので、夜から一気に登りご来光を見るスケジュールで、服も登山用ではなく元々持っていたおそらく防水だろうという服とテニスシューズで登りました。(※まだ本格登山には慣れておらず知識不足でこんなことをしてしまいましたが、後で後悔したので皆さんはちゃんとした装備で登って下さい。)

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富士山五合目までであれば東京から一本のバスがでているので、五合目までは比較的すぐに行けます。

五合目と言っても標高2400mあり、着いたのが夕方だったのですが、すでに素晴らしい絶景が広がっていました。

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富士山を登るためには4つのルートがありますが、今回登ったのは富士宮ルートと言って、距離は短く一番早く登れるルートを選びました。

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その代わりデメリットもあって

・早く登れるため高山病になりやすいこと

・行きと帰りの道が分かれていないので混みやすいこと

・高い段差が多いこと

・ご来光が出る側と反対側のルートのため山頂まで登らないとご来光が見れないこと

がありました。

高山病にはなりたくなかったので、前日やバスの中でなるべく多く睡眠をとることを心掛けたのですが、意識し過ぎてあまり眠れず(笑)

また、五合目で2時間程身体を慣らせば高山病になりにくいとの情報を見たので、五合目で2時間ほど休憩してから、夜9時前に登り始めました。

始めの数時間は「なんだこんなものか」と思う程順調に進んでいたのですが、標高が上がるにつれて、気温が下がり急な勾配も増え始め、次第に体力と体温を奪われ始めました。

一番寒い時間帯は夏なのに1℃くらいで、それに加えて風も強かったので、想像以上に寒かったのを覚えています。

おまけに高山病の症状である頭痛も出始めてきていました。

今回は友人と3人で登ったのですが、9合目でついに友人の1人が疲労と高山病の症状が強くなりギブアップ。

もう1人の友人も頭痛が出てきたとのことだったので、9合目で一時間程休憩しました。

これは余談ですが、9合目ともなると標高3400mmでお菓子の袋ははち切れそうで、ペットボトルも500円します。

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1時間程休憩して、いざ登り始めようとすると、8合目や9合目で宿泊していた登山客がご来光を見るために一斉に出てきており、物凄い人の渋滞になっていました。

渋滞のためほとんど進まずご来光に間に合うのかというペース。ペースが遅い分身体も暖まらず、さらに体力が奪われていき、頭痛と前日から不眠も加わって疲労もピークでした。

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しかしこのルートはご来光が山頂まで登らないと見れず、また本来もう1箇所山頂までに休憩所があるのですが、ご来光に間に合いそうになかったので、休憩を挟まずそのまま一気に登り続けました。

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結局山頂に到着したのは5時前。すでにご来光は上がってしまっていましたが、それでも山頂からの景色は本当に綺麗でした。

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そこから1時間程景色を楽しんで下山。

しかし体力が削られている状態での下山も辛く、また段差の高さで足への負担も大きいため、休憩も挟みながら4時間程かかって下山しました。

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色々なことが重なったためか想像以上に辛く「なんで登ろうなんて思ったんだろう」と何度も登っている最中に思いましたが、下山した後の達成感は最高でした。

それと同時に準備不足や知識不足も思い知らされました。

次登る際にはしっかり準備し、8合目で泊まるか日中に登りたいと思います。

これからも色々な山に登って行きたいです。