冬の赤城山(1828m)~初心者にもオススメの冬山登山~
3月上旬。
日本百名山でもある赤城山は、山々の総称であり、黒檜山、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山などからなります。
今回はその中でも一番高い黒檜山を目指して登ってきました。
アクセス
都内→(電車)→前橋駅→(バス600円)→富士見温泉→(バス1200円)→赤城山ビジターセンター
帰りはこれの反対です。
ちなみに土日祝日であれば、前橋駅→(バス)→赤城山ビジターセンターまで直通が出てますので、そちらをご利用するのがオススメです。
新幹線や特急等は使ってないので、都内からの片道は3時間半程でした。
あと、バスの本数はそれ程多くないのでしっかり調べて行くのが吉です。
自分はここのサイトを参考にさせて頂きました。
コースタイム
おのこ駐車場→(10分)→黒檜山登山口(1時間10分)→黒檜山山頂→(35分)→駒ケ岳→(35分)→駒ケ岳登山口→(1分)→おのこ駐車場
登山開始!
前橋駅から乗り継ぎで1時間程バスに揺られておのこ駐車場に到着。
平日だったので人はこれだけしか乗ってなかったです。
目の前には大沼があります。
よく見るとキャンプをしてますね。
釣り穴があるみたいで楽しそうです。
おのこ駐車場から10分程道路を歩けば登山口に到着。
ここでアイゼンを装着します。
登り始めからなかなかの急登。
写真では伝わらないですね。
時々道がどちらか分かりづらいこともありますが、ピンクリボンを目印に登って行きます。
地面はカチカチです。
登り始めから20-30分程で展望が良い所に着きました。
2月の塔ノ岳登山。絶景続きの稜線歩き。(神奈川県)
2月中旬。
神奈川県にある塔ノ岳に登って来ました。
ここは積雪も少なく通年登れる山で景色も良い事で有名です。
また都内からも比較的アクセスが良いのも特徴ですね。
今回はヤビツ峠から登り、大倉へ下るルートを選びました。
アクセス
行き
- 都内→(電車)→秦野駅→(バス)→ヤビツ峠
帰り
- 大倉→(バス)→渋沢駅→(電車)→都内
コースタイム
蓑毛→(1時間)→ヤビツ峠→(1時間30分)→二ノ塔→(30分)→三ノ塔→(30分)→鳥尾山→(25分)→行者岳→(30分)→政次郎ノ頭→(20分)→新大日→(45分)→塔ノ岳山頂→(2時間30分)→大倉
前泊
都内からも全然日帰りで行けますが、今回は友人と合流することと、仕事が夜勤明けだったこともあり、余裕を持って小田原に前泊しました。
せっかく来たので小田原をサクッと観光。登山とは全く関係ないですが、その写真も載せておきます。
クッキー?の自動販売機
湘南のビーチ
いよいよ登山
久々の登山でワクワクしていて、仕事の日の朝では考えられないような目覚めの良さでした(笑)
まずは小田原駅から秦野駅へ向かいます。
大きな駅ではないですが、小田原駅は綺麗でオシャレですね。
秦野駅に到着。
ここからはバスでヤビツ峠まで行きます。
が、まさかの路面凍結によりバスの運休…。
ただ、途中までならバスが出ているとのことで、とりあえず途中の蓑毛まで向かいます。
調べれば蓑毛から1時間歩けばヤビツ峠に行けるとのこと。せっかく前泊までして来たのに登れなかったらと心配していたので、ホッと一安心。
蓑毛に到着しました。
登山開始!
普通の道路ですが、ここが登り始めです。
しばらく進むと登山道に入り、急な斜面はないですが、地味な上り坂が続きます。
まだ予定の登山道には到着していないですが、既に木の間から見える景色が絶景。
期待が膨らみます。
1時間ほど歩いてヤビツ峠に到着。
バスで着くはずだった予定の時間より大分遅れてしまいましたが、仕方ありません。
ここで登山届を提出。ちなみに秦野駅のバス停でも登山届は提出できます。
ヤビツ峠からはしばらく道路を歩いて登山道入口まで行きます。
登山道入口に到着。
なかなか登山道入口が現れないので途中心配になりましたが、20~30分程歩けば着きました。
そこからは、いきなり急な登り坂。
今まで出ていなかった汗が急に吹き出してきます。
最近運動不足だったこともあり、ゆっくり歩いているつもりでも息が上がりっぱなしです。
しかししばらく歩いていると、徐々に景色が開けてきて…
おー!まさに絶景!遠くにポツンと見えるのは江ノ島です。
今までの疲れが全部吹き飛びます。
そこからはずっと景色が良く、嘘のように足が進みます。
登山する上で景色の良さは重要ですね。
所々で雪が残っている箇所もありました。
2月で1000mほど標高があるため、寒さで雪は硬めですが、一瞬だったのでアイゼンを装着する程ではありませんでした。
富士山も見えてきました。
本当に絶景続きで気持ち良いです。
二ノ塔に到着。
ヤビツ峠から1時間半ほどかかりました。
何度も言いますが、本当に絶景です。
登山ではいつも思うのですが、この感動が写真では伝わらないのが歯がゆいです。
ちなみに表紙の写真は頂上ではなく、ここから撮ったものです。
景色をずっと眺めていたいですが、元々遅れているので、あまり休憩せずに先を急ぎます。
ここ以降は尾根を歩くので、登り下りの繰り返しです。
お腹が空いたので、持ってきたおやつを食べながら歩きます。
大分日も上がってきて、凍っていた地面が溶け出しました。
ぬかるみで靴はドロドロです。
急な岩場もちょこちょこあります。
自分はカメラを首から下げていたので、ぶつけないように慎重に降ります。
登山中カメラが結構邪魔になる時が多いので、次登る時には対策をします。
大分疲労も溜まってきていますが、景色がずっと綺麗なのが救いです。
人も入れると壮大さがより伝わりますね。
やっと山頂が見えて来ました。
もうひと踏ん張りです。
後少し。後少し。自分を振るい立たせます。
後少し。あまり近付いてる気がしない…。
頂上が見えているのになかなか着かないストレスからか、心身共にピークの状態。
一歩一歩がとてつもなく重いです。
当たり前かもしれませんが、この頂上直前が一番しんどかったですね。
塔ノ岳山頂に到着!
着いたー!
やっと着きました。ヘトヘトです。
写真や動画を撮りながらだったということもありますが、蓑毛を出てから5時間20分もかかってしまいました。
疲れすぎて、着いてからしばらくベンチで横になって動けなかったです(笑)
自分に比べてまだまだ元気な友人がカップラーメンを持ってきてくれました。
めちゃくちゃ美味い…!!
写真では伝わらないですが、頂上は下界にいる時には体験しないくらい風も強く寒いです。
普段はカップラーメンの汁まで飲まないのですが、寒すぎるのと美味しすぎるので、あっという間に汁まで飲み干してしまいました。
食欲が止まりません。
何もかもが物凄く美味しく感じます。
寒い寒いと言いながら、キンキンに冷えた三ツ矢サイダー。疲れた後の炭酸は最高です。
最後に山頂にある山荘でコーヒーを飲んで温まりました。
表紙の写真が山頂からの写真では無かったのは、頂上に着いた時にはガスって富士山が見えなくなっていたからです。
本来ならこの先に富士山が見えます。
ただ、360°絶景が広がっていて反対側は埼玉?山梨?の街並みも見ることができました。
山頂からも記念撮影。
下山
名残惜しいですが、下山します。
下山は登りとは別に大倉へ戻るルートで下ります。
今回登り道をこっちの大倉から登らなかったのは、「バカ尾根」と呼ばれる程永遠に登りが続くからです。
確かに下る時もヤビツ峠の登ったり下ったりとは違い、ずっと下りでした。
最初の方にも載せたこの写真を見て頂いても分かる通り、ヤビツ峠は開始が800mから始まるのに対して、大倉は300mから始まっています。
距離や登頂までの時間だけ見れば大倉の方が短く早いのですが、景色が開けている所も少なく、ずっと登りなので、自分の様に登山初心者の方はヤビツ峠から登り始めると幸せかもしれません。
途中こんな新聞記事も飾られていました。
ただただ凄い。
まあでもこれだけの絶景なら分からなくもないですね。
下山は友人と話しながらゆっくり話しながら下り、2時間半。
大倉に到着しました。
昨年の富士山登山の後、汚れた靴で帰っていたら、電車の中で若い女の人2人組から「靴汚い」と聞こえてきたことがあったので、下山後すぐに靴が洗える場所があるのは嬉しい。
その後渋沢駅までバスで行き、都内まで電車で帰宅しました。
まとめ
塔ノ岳は比較的登りやすい山であるにも関わらず、本当に絶景だらけでした。
都内から日帰りで行けるオススメの山はと聞かれたら、今度から間違いなくここを答えるでしょう。
ただ、普段の運動不足もあって、体力と筋力が無さすぎるのを痛感しました。
いつかはアルプス縦走などもしてみたいので、これから体力作りと筋トレに励みます。
そして今年は月1登山を目標にしたいと思います。
おまけ
どうでもいい写真ですが、せっかく撮ったのにもったいない写真があるので、いくつか載せておきます。
丹沢クリステル…
銃みたいに折れた木
下山後の大倉に河津桜咲いていました
これも下山後の大倉
簡単ですが動画も作りました。
唐松岳(長野県)
九月初旬。
仕事終わりにレンタカーを借り、下道で行ったので、東京からは8時間程かかりました。
今回の一番の目当ては八方池。できれば誰も人が写りこまずに写真を撮りたかったので、朝の4時から待機し、リフトの始発を待ちました。
朝7時やっとリフトが始動。
冬はスキー場となるので、リフトで途中まで登ることができます。
20分程リフトに乗って、八方池山荘(1,850m)に到着。ここからは登山。
この日は天気も快晴。心地よい風が吹き、絶好の登山日和でした。
八方池までは緩やかな道のりで、汗かきの自分でも殆ど汗をかくことなく、順調に登って行けました。
登り始めて50分。
八方池(標高2,060m)に到着。
夢にまで見た絶景がそこに広がっていました!
今まで様々なリフレクションを見てきましたが、アルプス山脈が池に反射する壮大さはまさに圧巻でした!
しかし、唐松岳山頂への道のりはここからが本番です。
しばらく景色を楽しんだ後に出発。
さっきまで開けていた景色が減り、徐々に本格的な山道へと入って行きます。
(躍動感が出た写真でちょっとお気に入り)
さすがに少し息が切れ、疲れも出始めました。
さらに道は狭くなり……
ここなんてちょっと気を抜けば本当に落ちてもおかしくないくらい、スリリングでした。
八方池から歩き始めて恐らく2時間くらいでやっと頂上付近の山荘へ到着。
ほとんど休憩せずに登ったのでさすがに疲れて頂上を眺めながらゆっくり休憩。天気が良くて最高ですね。
遠くには槍ヶ岳も見えました。
充分体を休めて、本当に残り少し登り、頂上到着!
全方向開けてまさに絶景でした。
さっきまで休憩していた山荘も絵になります。
ここは本当に日本なのか?と思うほど、美しい景色の連続でした。
唐松岳はその中でも特に登りやすく、誰にでもオススメしたい山だと思います。
夏にはまたアルプス登りに行きたいです。
富士登山
ずっと前から念願だった富士登山。
偶然三連休を貰えたので登ってきました。
五合目から登り始めて八合目で一泊してからご来光を見るか迷いましたが、できる限り節約したかったので、夜から一気に登りご来光を見るスケジュールで、服も登山用ではなく元々持っていたおそらく防水だろうという服とテニスシューズで登りました。(※まだ本格登山には慣れておらず知識不足でこんなことをしてしまいましたが、後で後悔したので皆さんはちゃんとした装備で登って下さい。)
富士山五合目までであれば東京から一本のバスがでているので、五合目までは比較的すぐに行けます。
五合目と言っても標高2400mあり、着いたのが夕方だったのですが、すでに素晴らしい絶景が広がっていました。
富士山を登るためには4つのルートがありますが、今回登ったのは富士宮ルートと言って、距離は短く一番早く登れるルートを選びました。
その代わりデメリットもあって
・早く登れるため高山病になりやすいこと
・行きと帰りの道が分かれていないので混みやすいこと
・高い段差が多いこと
・ご来光が出る側と反対側のルートのため山頂まで登らないとご来光が見れないこと
がありました。
高山病にはなりたくなかったので、前日やバスの中でなるべく多く睡眠をとることを心掛けたのですが、意識し過ぎてあまり眠れず(笑)
また、五合目で2時間程身体を慣らせば高山病になりにくいとの情報を見たので、五合目で2時間ほど休憩してから、夜9時前に登り始めました。
始めの数時間は「なんだこんなものか」と思う程順調に進んでいたのですが、標高が上がるにつれて、気温が下がり急な勾配も増え始め、次第に体力と体温を奪われ始めました。
一番寒い時間帯は夏なのに1℃くらいで、それに加えて風も強かったので、想像以上に寒かったのを覚えています。
おまけに高山病の症状である頭痛も出始めてきていました。
今回は友人と3人で登ったのですが、9合目でついに友人の1人が疲労と高山病の症状が強くなりギブアップ。
もう1人の友人も頭痛が出てきたとのことだったので、9合目で一時間程休憩しました。
これは余談ですが、9合目ともなると標高3400mmでお菓子の袋ははち切れそうで、ペットボトルも500円します。
1時間程休憩して、いざ登り始めようとすると、8合目や9合目で宿泊していた登山客がご来光を見るために一斉に出てきており、物凄い人の渋滞になっていました。
渋滞のためほとんど進まずご来光に間に合うのかというペース。ペースが遅い分身体も暖まらず、さらに体力が奪われていき、頭痛と前日から不眠も加わって疲労もピークでした。
しかしこのルートはご来光が山頂まで登らないと見れず、また本来もう1箇所山頂までに休憩所があるのですが、ご来光に間に合いそうになかったので、休憩を挟まずそのまま一気に登り続けました。
結局山頂に到着したのは5時前。すでにご来光は上がってしまっていましたが、それでも山頂からの景色は本当に綺麗でした。
そこから1時間程景色を楽しんで下山。
しかし体力が削られている状態での下山も辛く、また段差の高さで足への負担も大きいため、休憩も挟みながら4時間程かかって下山しました。
色々なことが重なったためか想像以上に辛く「なんで登ろうなんて思ったんだろう」と何度も登っている最中に思いましたが、下山した後の達成感は最高でした。
それと同時に準備不足や知識不足も思い知らされました。
次登る際にはしっかり準備し、8合目で泊まるか日中に登りたいと思います。
これからも色々な山に登って行きたいです。